柳田國男生家と五百羅漢、鶉野飛行場

昨日、一昨日と台風でお盆休みの出鼻をくじかれたわけだが、今日からやっとバイクに乗って出かけれる!っていうことで、楽しみすぎて朝早くに起きてしまった!
子供かッ
 
 
 
なので、7時にはもうバイクにのってたわけだが、天気がオカシイ
一応、予報では晴れとなっているんだが、今にも雨が振りそうな黒い雲がすごい速さで北へ向かって流れていくのをみながら少し不安になっていたら、右ウインカーの球がきれる!
球切れ対策はしたけども、やはり単気筒のバイクは切れちゃうか…今回はよく持ったほうだけども、右折出来なくなるのはやっぱキツイ!
そして、朝早くに出たことにより、道中のバイクショップもまだ開いてない!
 
 
 
そんなアクシデントにもあいながら本日最初の目的地である、福崎町にある柳田國男生家へ到着
 
到着したところで、コンデジオリンパス STYLUS SH-1がカバンの中に入っていないッ!
おかしいと何度確認しても入ってない…出かける前に確認したんだけども、モバイルバッテリーをカバンの中へしまう際に一度、カバンから出したなぁ…ってのを思い出す。
 
ということで、今日はNEX-5n単焦点レンズSEL35F18のみかー?って思ったら、ポーチの中からSEL1855って標準ズームレンズが出てきたので、これを上手くつかっていくしかないか…。
 
久しぶりにバイクに乗れる嬉しさで、いろいろと抜けてしまってたな…。
 
 
 




写真:SONY NEX-5n + SEL35F18
 
柳田國男生家前にある辻川山公園の池に河童の河太郎と河次郎が居るのだが、河太郎は銅像で、河次郎は池の中から出てくる。
河童の兄弟は柳田國男先生に会いに来たという設定で、さらに兄はアタマの皿が乾いて身体が動かなくなってて、弟は皿が乾かないように池の中にいるという設定になっているそうだ。
造形がなかなかいい味をだしてる感じなので、個人的には大好物。特に弟の河次郎の動きがいい
池の中からでてくるのは30分おきなんだけども、二回、池の中から出てくるだけ。しかも、その動きが速い!あっという間に終わってしまう感じもなかなかだ。
 
もう、こういうのほんと好き
 
 
 

写真:iPhone5S
 

写真:SONY NEX-5n + SEL35F18
 
柳田國男生家は茅葺で、柳田國男自信が日本一小さい家って言ってたそうだが、見た感じそこまで小さいとは思わないんだよね。
中は入れないし、台風対策で雨戸も閉まっちゃってるね。
 
 
 

写真:SONY NEX-5n + SEL35F18
 
生家から奥の方に福崎町立神崎郡歴史民俗資料館があるんだが、この建物は元は明治19年に建てられた神崎郡役所で現在の位置へ移築されて資料館として使われてるそうだ。
こういう古い建物は大好き。特に明治あたりの異人館っぽい感じの雰囲気は最高だね。
中も入ってみたかったが、月曜日はお休みだそうだ。ほんと今日は、細かいところで抜けてるなーおれ。
 
 
 



写真:iPhone5S
 
生家近くに旧辻川郵便局と大庄屋三木家住宅があるんだけども、郵便局の方は少し痛み方がかわいそうな感じ。もう少し整備してあげてもいいんじゃない?ッて感じ。
こちらも先ほどの資料館と似た雰囲気なんだけどもね。
三木家住宅の方は修理復元工事中で入り口付近からちらっと中身が見えた程度。
 
三木家住宅の修理が完了したら、郵便局の方も修復してほしいなって思う。
 
 
 
さて、本来ならば七種山方面に行って滝とかを見たかったけども、昨日の台風の影響でたぶん大変な事になっているのと、空模様がほんとに今にも雨がふりそうだったので、中止に
 
 
 


写真:SONY NEX-5n + SEL35F18
 
代わりに岩尾神社の石造鳥居と石橋を見に行く
1611年あたりに建立されたものだそうだが、全部が石で作られてる鳥居って結構珍しいんじゃないかな?
あと、石橋は渡れないように柵がしてあったが、柵が無かったとしても渡るのには躊躇する危うさがあった。
 
石造りの鳥居と橋を見ていたら、隣の市に石仏の五百羅漢があるのを思い出したのでさっそく行ってみる。
 
 
 


写真:SONY NEX-5n + SEL35F18
 

写真:SONY NEX-5n + SEL1855
 
五百羅漢、つまり北条石仏群と単焦点レンズの相性はなかなかいいね。
前にも来たことがあるが、素朴な感じの石仏がたくさんあり、平日というのもあって一人静かに佇んでいるとなんか不思議な気持ちになってくるね。
 
まあ、静かにってのは少し語弊があるんだよね。
 
 
 

写真:SONY NEX-5n + SEL35F18
 


写真:SONY NEX-5n + SEL1855
 
境内の木にセミがいっぱい!
ただ、鳴いているのはすぐに逃げるが、鳴かずにじーっとしているのは割と近づいても逃げない。
おかげで、単焦点でもぎりぎりまで近寄る事ができた。
で、途中から標準ズームレンズのSEL1855を使っていたんだけども、これ、久しぶりに使ったんだが結構いい感じに撮りたい絵が撮れてる事に気づく。
あれ、こんなにいいレンズだったっけ?
NEX-5nを買って半年後にはずーっとタムロンの便利ズームを装着してたからなー、最初の頃なんて丸ボケを作る方法なんてよくわかってなかったしな。
やっぱ標準ズームレンズでも撮り方次第で化けるのか。今日はいい発見もたくさんあっていい。
 
 
 

撮影:iPhone5S
 
お昼ごはんはいつもの加西市にあるさぬきうどんが食べれる店
平日とはいえ、お盆休みにはいってるから家族連れも多くて店内も人が多い、が、それよりもお店が少し拡張されてて驚いた。儲かってんなー
 
 
 

写真:SONY NEX-5n + SEL1855
 
お昼ごはん後は加西市でやっていた鶉野飛行場展を見に行く
 
 
 







写真:SONY NEX-5n + SEL1855
 
加西市に大戦中の飛行場があったのは知っていたが、ここで紫電紫電改が組み立てられさらに神風特別攻撃隊の白鷺隊が飛び立ったことまでは知らなかった。
 
白鷺隊がすべての九七艦攻で出撃した後は筑波海軍航空隊が駐留してたようで、終戦後に隊員、士官たちが直筆で書いた書文があるのだが、みな達筆ですごく字が上手い。
たぶん二十代の若者たちだと思うんだけども、ほんとみんな字が上手い。
いろいろと書いてあるが、達筆なのと旧字体だったりで少し読めない箇所もあるのがもどかしいが、それぞれの思いが篭った文が書かれてあり、なにかこうじーんとするものがある。
あと、漢文も書かれてたりしていた。
 
これはなかなかの資料だとおもう
 
 
 

写真:SONY NEX-5n + SEL1855
 
展示スペースの片隅にこっそりと漫画本が置いてあったのには少し笑った。いや確かに紫電改だけども!
 
 
 
さて、資料をみて気持ちが上がってきたので、こうなれば、実際の鶉野飛行場跡を見なくてはとバイクにまたがり出発
 
 
 



写真:SONY NEX-5n + SEL1855
 
現在の鶉野飛行場の滑走路は途中に道路が横切っているので、道路ごしに滑走路を見ることが出来る。
さすがに終戦から幾年もたっていることもあるのか、滑走路はもうぼろぼろだったが、面影は十分存在感を発揮していた。
ここで飛行訓練や出撃が行われていたのかと
平和祈念の碑には神風特別攻撃隊の隊員士官の名前や出撃の日付が書いてあった。
菊水作戦だったんだな。
 
九七艦攻は三人乗りなので隊員の名前も三名づつ書かれている。一度の特攻で三名が戦死する。ほんともう特攻しか作戦が無かったのか…。なんとも言えないな。
 
 
 
そんな感じでにかなり濃厚な一日を過ごせて満足!
天気もなんだかんだで晴れてもきたしね!